暗号資産、取引所に預ける?それとも自分で管理する?

この記事は…

暗号資産を買うとき、「取引所に預けて本当に大丈夫?」と思ったことはありませんか。自分で管理する方法もあると聞いたけど、何が違うのかよくわからない——そんな疑問にお答えします。取引所を使う理由と、自分で管理する場合との違いを、基本からわかりやすく整理しました。

1. 暗号資産の管理を左右する「秘密鍵」とは?

銀行預金は、銀行が「この口座の持ち主(名義人)はあなたです」と記録・証明してくれます。暗号資産にはその証明役がいません。

代わりに、「
秘密鍵
暗号資産を動かすために必要な、文字や数字の組み合わせ。パスワードと違って、失くしても再発行はできません。
」というデータを持っている人が実質的にその資産を動かせる仕組みです。ATMの暗証番号のように使いますが、実印のように「これを持っている人が本人」、つまり正しい持ち主からの命令とみなされます。そして、実印と違って再発行ができません。

秘密鍵は、たとえばこのような64文字の文字列で、人間が覚えるのは困難です。
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(※上記はサンプルの文字列です)

秘密鍵とは

つまり、秘密鍵を誰が管理するかでトラブルが起きたときの対応やリスクの性質が大きく変わってきます

管理の方法は大きく2つあります。自分で管理するか、
取引所
暗号資産の売買や交換を行うためのサービス等を提供する事業者。日本では「暗号資産交換業者」として金融庁への登録が義務付けられています。
に預けるか。

2. 自分で管理する(ノンカストディアル)

専用の
ウォレットアプリ
暗号資産の秘密鍵を自分で管理し、それを使って送金や保管ができるアプリ。取引所を介さず、自分だけで資産を管理できます。
を使って、秘密鍵を自分だけで持つ方法です。
メリット——取引所の
障害
システムの不具合や停止のこと。取引所における障害発生中はサービスの利用(売買や出金など)ができなくなる場合があります。
やメンテナンスの影響を受けにくく、自分の資産を主体的に管理・コントロールできます。
デメリット——秘密鍵を失くすと、誰にも復旧できません。詐欺サイトや不正な署名要求を自分で見抜く必要もあります。また、日本円を使った購入や換金は、別途取引所等を併用することになります。

自由度が高い分、すべての判断と責任を自分で負う方法です。

3. 取引所に預ける(カストディアル)

取引所が秘密鍵の管理を担う方法です。ユーザーはIDとパスワードでログインして取引します。

メリット ——秘密鍵の管理が不要で、ログインパスワードを忘れても本人確認を経て復旧できます。日本円での入出金・売買がひとつの取引所内で完結します。
暗号資産交換業者
暗号資産の売買の場の提供や顧客の暗号資産管理を行う、金融庁の登録を受けた事業者。顧客資産を守るための仕組みを整えることが法律で義務付けられています。
金融庁
金融に関する制度の企画・監督を行う日本の行政機関。暗号資産交換業者は、ここへの登録が義務付けられています。
への登録が義務付けられており、法律によって顧客資産保護(分別管理)の仕組みを導入することが取引所側に求められています。分別管理を含めた具体的な保護の仕組みは次の章で説明します。
デメリット ——セキュリティは取引所に依存する部分が大きく、ハッキングや経営破綻のリスクはゼロではありません。
二段階認証
パスワードに加えて、もう一つの確認手段を使ってログインする仕組み。パスワードが漏れても不正ログインを防ぎやすくなります。
などの自己防衛も不可欠です。また、メンテナンス中は売買や出金が制限されることがあります。

取引所を選ぶ際に確認したいこと
リスクを理解したうえで取引所を使うなら、その取引所がどんな体制で資産を守っているかが重要です。

4. Zaifの資産保護体制

Zaifは金融庁に登録された暗号資産交換業者です(登録番号:近畿財務局長 第00001号)。一般社団法人 日本暗号資産等取引業協会にも加入しています。

具体的な対策は以下のとおりです。

分別管理 ——顧客から預かった資産と、Zaif自身の資産を分けて管理しています。Zaifの経営資産と 顧客資産とが混在しない仕組みです。

コールドウォレット保管 ——預かっている暗号資産の大部分を、インターネットから物理的に切り離した環境で保管しています。外部からの
不正アクセス
第三者が許可なくシステムやアカウントに侵入すること。情報の盗み取りや資産の不正な引き出しにつながる場合があります。
による流出リスクを低減します。
不正アクセス対策 ——システムへの不正アクセスを常時監視しています。アカウント保護のため、二段階認証の設定も推奨しています。

完全なリスクゼロはありません。ただ、取引所を選ぶ際には、対策の中身を自分で確認することが大切です。何をどこまでやっているかが、誠実な取引所かどうかを見極めるひとつの基準になります。

5. どちらを選ぶか

2つの方法を簡単に整理します。

項目 取引所に預ける 自分で鍵を管理する
管理の主体 取引所が秘密鍵を管理 自分で秘密鍵を管理
利便性 日本円での入出金・売買が1つの取引所内で完結  購入・換金には取引所等が必要
トラブル時の対応 サポートで本人確認のうえアカウントを復旧可能 鍵を失くしたら誰にも復旧できない
主なリスク 取引所のセキュリティ・経営リスク
(※自身のログイン情報の管理も必要)
自分自身の管理能力に依存
(紛失・誤署名など)
法令に基づく管理 取引所に対する一定の法規制あり( 金融庁登録・分別管理など) 取引所向けの法規制の適用外※

※取引所向けの法規制( 金融庁登録・分別管理といった制度)が適用されないという意味です。自己管理している資産の所有権が否定されるわけではありません。

どちらが正解というわけではありません。「自分で主体的にコントロールしたい」なら自己管理、「利便性とサポートを重視したい」なら取引所利用が向いているかもしれません。

大切なのは、 自分の資産がどこで、どう守られているかを把握しておくこと です。この記事がその判断の参考になれば幸いです。

暗号資産を利用する際の注意点

その他の重要事項及び取引内容等につきましては、「利用規約」「契約締結前交付書面」をご確認ください。

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商号:株式会社Zaif
登録番号:近畿財務局長 第00001号(暗号資産交換業)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産等取引業協会